人気ブログランキング | 話題のタグを見る
昨日見た夢
空気がどんより錆びたような色をしている。
いやちがう、景色の大半を支配する色彩が錆びているだけである。



そこはがらんどうな、学校に似たどこかの建物の中で、
曲がり角の多い長い廊下に、ホールに、部屋に続くだろう横開きの扉がいくつか。
窓から射す光は明るいわけではないが暗いわけでもなく、
朝なのか昼なのか夕方なのか、そういった概念を思考させない力を持った光である。
だが不思議と寂寥たるイメージはそこにはない。
それはなにやらさわさわした人の気配を感じるからなのか。
すると向こうから酒気だった騒がしい団体がやってくる。
すっかり出来上がって、宴もたけなわというかんじである。
しかしそろそろ祭りもお開きのようだ。
私の立つ方へ歩いてくる。
私は存在感の薄い誰かと一緒にいる気がする。
多分女の子だ。
団体が私たちと合流すると、
わっしょいわっしょい胴上げをはじめる。
私も楽しくなって一緒になって騒ぐ。
そのなかに何故か背の低いぐっさんがいる。
彼と握手を交わすと、汗のにおいが鼻をつく。
あとで合流して帰ろうみたいなことを言われて、私はあまり乗り気ではない。
皆が流れ解散の状態なって、私は「忘れ物をした」と口実をつけて、
かたまりから、ぐっさんから離れることに成功する。
私は結局、トイレに行ったか、本当に忘れ物を取りに行ったような行動ののち、
一人で家に帰る。
オールのあとの気だるさというよりは、
放課後の慎ましい開放感と言う方が正しいような気分。
帰り着く先は、恋人と同棲しているアパートである。
撮影のセットの夕刻の光のように平べったい採光の中を、
雑誌のような本と、何か忘れたが荷物を持ってアパートに着く。
アパートは木造の、現実世界で住んでいるところとは明らかに違う場所である。
部屋の中に恋人が待っているのを私は知っている。
踊り場付近にある共同流し場のようなところの下に、
持っていた本を隠す。
恋人に見せては駄目なものであったらしい。
鍵を開けて入ると、そこには友達がいる。
何と彼が恋人らしい。が、私は別に驚く様子もない。
そして彼は不機嫌である。
どうやら私の帰りが遅いことにやきもきしていたらしい。
彼はそのことについて何か言ったあと、
テレビの前で煙草の煙をはく…。





という夢でした。
ちなみに一昨日の夢は、女児誘拐殺人事件を汲んでか、
白い家が建つ芝生の庭で、
金髪の可愛らしい白人の女の子がブランコで遊んでいて、
そこに恐ろしい男が近寄った次の瞬間、
彼女は血まみれになるというかなり残酷な夢でした。
でも人が死ぬ夢って、あまり不吉ではないらしいですね。

さて、用事を果たしに今からちょっくら会社に行ってきまーす。
by naho929 | 2004-11-23 18:13 | もの・できごと
<< しわすにしわすれないように バグズライフ >>