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風の吹く風景
今日は、会社に仕事が残っているのを無視して休みをとりました。

ふいに雨の音が聞こえて、昼間に干した洗濯物を取り込んでいると、
隣の部屋のテレビの音がくぐもって聞こえてきました。
向かいのマンションでは、
誰かが袋をバリバリ鳴らしながらゴミをまとめています。
通りの方では車の行き交うエンジン音と、
買い物袋を持った誰かがここまでは届かない声で何かを話しながら歩く様子が、
建物の隙間の賞味何センチかからチラチラ見えます。
こんな一日を穏やかな休日っていいなと思えるのは、
いつも忙しいからだろうと思いました。
きっとこれが毎日続いていたら、
私は何かをしなければならない衝動に駆られるはずだろうと
無意識に思いました。



そして風の気持ちよい黄昏時、
寝間着のまま買い物に外へでたら風があまりにも気持ちよかったので、
デジカメを取ってきてそのまま川まで散歩に行きました。
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途中で金木犀の澄んだ香りがして、
小学校の通学路を思い出す。
でも不思議なものでいつも金木犀の香りと言うのは
どこかからするけれどどこからしてくるのか初めは解らないもので、
やっぱり今日もどこからしてくるのか不明なままやり過ごしました。
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川に出くわす少し前の、あの空の愕然と広いのがちらっと見えるあたりの感覚は、
少しだけ遠足前の眠れない夜に似ていると思います。
私の住んでいるところは川沿いに長距離トラックがよく走る車道があり、
それを渡って土手を上ると、
やや眼下に川やグランドや遠くの橋灯りやらを見渡すことができます。
土手を上ると、遮られるもののない川風が踊るように吹いており、
まるでプールの中に潜って水の質量を感じるように、
風の質量を感じることができました。
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どこに行けばいいのか解らないけれども、とりあえず歩いてみる。
途中ジョギングをするおじさんとすれ違って走りたい衝動に駆られるけども、
その後にスーパーに寄らなければならないので自粛しました。
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そしてまた途中、
推定若者が草むらの中の獣道に踏み入るのを見る。
前にも同じような場面に出くわしたことがあるのを思い出しました。
きっとあの道の先には、
例の素敵な草やキノコが生えているのに違いない、と思いました。
川って意外とワンダーランド。

昼間もいいけれど、やっぱり夜の川べりは最高です。
少しまだ肌寒いけれど、
もうちょっとするとあの夏の匂いがここにも充満することでしょう。
そして何か思い出して、
きっと少しだけ悲しくなったりするんでしょう。
by naho929 | 2005-05-01 23:55 | 思うこと
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