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先週最期の1時間
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嵐の前の夜、表参道のビルの切れ間から空を見ました。
雲のまだらが恐ろしい速さで流れ、
湿って重い夏の風が、まるで実体を持たない何かのように、
間と言う間をすり抜けて逝きました。
都会の空は何処を見ても何らかの固定物が邪魔するので、
風が吹いて雲が流れると、その様子が相対的に目に映って、
より鮮明に印象に残ります。
いつもは背景でしかない空がその瞬間に、
動画を写し出す巨大なスクリーンとして異化されます。
そんなとき空を見ながら歩くと、
いつもより自分が速くすすんでいるようなそんな気になり、
ふと足を止めてみると実は雲が風に吹かれているんだと思い知り、
でもそんなときは止まっていても何だか自分も動いているような気分になり、
日曜の夜の表参道は人が1人もいなくて、
「止まっていても何だか自分も動いているような気分」
に浸るには最高のロケ地となり得ていたのでした。

  そう言えば学生を卒業してもう3年になるけれど、
  まわりはこの雲のように著しく動いている気がするのに、
  実は私自身は今の状態のように、
  石のようにじっと留まっているだけなのではないだろうか。


自分の責任で生きるようになって、丸3年経ってしまいました。
正しい道を選んでいるかどうか、まだ解らないので、
この3年が無駄だったのかも知れない可能性を思うと、愕然とします。
もちろん誰もが正解を知らずに歩いているのだから、
皆に公平に訪れる苦悩だと思うけれども、
どこかに近道や抜け道があればいいなと、
やっぱり常に思ってしまいます。
いつもこんなことばかり言ってるような気がするけれども。
by naho929 | 2004-06-22 03:51 | 思うこと
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