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The bone marrow
「世界の中心で…」に触発されたというわけではなくもないわけですが、
土曜日に遂に骨髄ドナー登録をしてきました。
私は自称献血マニアなので、もちろん献血もするぞと意気揚々だったのですが、
輸血の経験があったかもしれないという曖昧な質問回答がひっかかり、
献血はできませんでした。

「世界の中心で…」を見ていて思ったことがありました。
私は今まで身近な友だちを2度白血病で失っています。
1度目はうちの母の親友の息子。
(私と将来結婚させたかったらしいです)
2度目は小・中学校の級友でした。
1度目は幼稚園にあがる前くらいのことだったので、うる覚えの記憶しかないのですが、



2度目のことはもちろん覚えています。
彼は中学校の2年くらいから学校に来れなくなり、
高校に進学してしばらく経った頃、その短い生涯を閉じました。
その知らせを受けたのは本当に突然で、
治ることを当然のように思っていた私にとっては、
それは心ない人の考えた絵空事のように思えました。

そして彼は末期に差し掛かっていたであろうある日、
退院許可が出てこちらへ戻ってきました。
そして友達数人と一緒になぜか私のうちへ誘いに来てくれて、
皆でカラオケに行ったのでした。
私はてっきりもうすぐ退院できる徴候ととって喜んでいましたが、
思えばあれが最後に見た、元気な姿だったかも知れないと思います。

しかし病気の凄惨さというのは残酷で、
お見舞いに行くたびに元気な頃の面影は薄くなり、
幼いこころにはただただそれが歪んでいくように見えて仕方ありませんでした。
私はあの頃とても大人しい子供だったのですが、
その時ばかりは、それに頼って口数少なでいられることを幸福に思いました。
何か話せばそのショックが口から溢れて、
凶器となって彼を傷つけるかも知れないと思ったからです。

ドナー登録することで私は
そんな風に友達を隔離してしまった自分を、
あの時何もできなかったことを、
正しい風向きに持って行きたいのかも知れません。
でもとにかく
全身麻酔で背中に太い注射を打たれるとしても、
更に痛みが1ヶ月続こうとも、
私の持って生まれた運命で、一人の命が救える機会にめぐり会えればいいなと思います。

骨髄移植推進財団
by naho929 | 2004-08-25 02:37 | 思うこと
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