ペイルセインツ
ついに彼らの音を聴きました。
言葉で表現するのが困難なほど素晴らしいです。
さざめくようなギターと、滑らかでとらえどころの無いボーカルが奇跡の化学反応を起こしているようなイメージです。
ささくれ立ったノコギリギターの突起の間を、
細くても芯のある絹糸のように、しなやかで透明感のあるVo.が流れて、
ときたま挟まる不協和音の歪んだ響きと共に幻想的な世界に引きずり込みます。
そしてそれを確実に運んでゆく、軽やかなドラムの躍動感。
突然始まり、突然終わる、
短い無限を味わうかのような心地よさは、
聴きすぎると細胞に染みつきそうで危ういです。
でもしばらくヘビーローテは間違いないでしょう。